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寝たまま髪を洗う手順と便利道具

お風呂場

寝たまま髪を洗うための手順

ベッド上での洗髪で一番大切なのは、寝具を濡らさないための事前の備えです。途中で「あれが足りない!」と焦ることがないよう、手元にすべて揃えてから始めましょう。

事前準備

バスタオル、防水シーツ、適温のお湯、空のペットボトル(フタにいくつか穴を開けてシャワー代わりにします)、排水を受けるバケツを用意します。

頭の位置の調整

ご本人の頭をベッドの端に少し寄せます。首の下に丸めたバスタオルを敷いて高さを調整し、首に負担がかからないようにします。

洗髪とすすぎ

ペットボトルシャワーでお湯を少しずつかけながら、指の腹で優しくマッサージするように洗います。すすぎ残しはかゆみや肌荒れの原因になるため、丁寧にお湯をかけましょう。

乾燥

洗い終わったらすぐにタオルで水分を包み込むように拭き取り、ドライヤーで根元までしっかりと乾かします。濡れたままだと風邪をひいたり、床ずれ(褥瘡)の原因にもなるので注意が必要です。

負担を減らす!洗髪を助ける便利道具

家にあるものでも工夫次第で洗髪は可能ですが、専用のアイテムを使うと、介護の負担はグッと減り、ご本人もずっと楽になります。

洗髪槽(ケリーパッド)

空気を入れて膨らませるタイプの、洗髪専用クッションです。
首にぴったりフィットする形状になっており、洗ったお湯がそのままチューブを通って下のバケツに流れ落ちる仕組みです。
シーツを濡らすリスクが激減し、しっかりお湯を使って洗い流せるので非常に便利です。

水のいらないシャンプー(ドライシャンプー)

ご本人の体調が優れない日や、どうしてもお湯の準備が難しい時は、泡やスプレータイプのドライシャンプーが活躍します。
頭皮に馴染ませてタオルで拭き取るだけで、汚れや嫌なにおいをすっきりと落とせます。
災害時の防災グッズとしても役立つため、ローリングストックとして常備しておくのがおすすめです。

洗髪のコツがわかるお役立ちサイト

文字だけでは「実際の手の動かし方」や「道具の配置」がイメージしにくいこともあるかもしれません。
そんな時は、介護のプロが分かりやすく解説しているサイトを参考にしてみてください。
スマホにブックマークしておきたい、おすすめのサイトを2つご紹介します。

みんなの介護「介護の基礎知識」

日本最大級の介護ポータルサイトです。
特に「介護の基礎知識」というコーナーでは、寝たきりの方の洗髪方法をはじめ、清拭(体を拭くこと)や着替えの介助など、在宅介護で直面するあらゆるケアの手順が図解や写真入りで詳しく解説されています。

初めて介助を行う方にとって非常に分かりやすく、つまずきやすいポイントもカバーされているので、一読しておくことを強くおすすめします。

ユニ・チャーム「ライフリー 介護の基礎知識」

紙おむつなどで有名なユニ・チャームが運営する情報サイトです。
排泄ケアだけでなく、ベッド上での洗髪や体の拭き方に関する具体的なノウハウが、動画やイラストを交えて丁寧にまとめられています。
「うちは自己流だから大丈夫」と思っていても、実はもっとお互いに負担のない姿勢や洗い方があることに気づかされることもあります。

日々のお世話のヒントとして、併せて確認しておくと安心ですよ。
準備には少し手間がかかるといいますが、介護における洗髪は「さっぱりした!」というご本人の笑顔が見られる嬉しい時間でもあります。
最初から完璧を目指さず、便利な道具やサイトの情報を頼りながら、今日からできることを一つずつ取り入れていきましょう。