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ロコモティブシンドロームとは

ロコモティブシンドロームとは

寒い日が続くと動くのが億劫で、家の中にいても同じ場所にいる時間が多くなってきたこの頃。
ちょっと椅子から立ち上がろうとしたとき、何だかヒザの関節がこわばるような感じが。
ふだん義父の介護や世話の心配ばかりしているけれど、私もそう若くないし、体が衰えはじめているのかな…?
そんなときにテレビで見かけたのがこの話題でした。ロコモってやつ、もしかして私もなりかけてる?
今日は、最近よく耳にする「ロコモティブシンドローム」について調べてみました。

ロコモティブシンドロームとは

ロコモティブシンドロームとは、筋肉や骨、関節など、身体を動かす運動器に障がいが起こり、立ち上ったり歩いたりといった動作がしにくくなった状態を指します。
2007年に、日本整形外科学会が提唱した考え方で、日本語では「運動器症候群」と言い、通称「ロコモ」とも呼ばれます。

ロコモが進行すると活発な動きができなくなり、放っておくと介護が必要な状態にまで悪化してしまいます。ロコモを防ぐためにも、普段から運動器が衰えないよう予防策を講じることが大切です。

加齢による筋力低下が原因

人は年齢を重ねると、自然に全身の筋肉量や筋力が低下します。特に下半身の筋力が低下すると移動機能が低下して、動くことが辛くなっていきます。それが運動不足を引き起こし、さらに筋力が低下してしまう悪循環を起こしてしまうのです。

また、ロコモティブシンドロームの原因は加齢による筋力低下のほかに、運動不足によるバランス能力の低下や神経伝達反応の低下が挙げられます。
予防するためには、適度な運動によって筋力低下を防ぎ、バランス能力を維持することが大切です。

運動器の病気にも注意

ロコモティブシンドロームは、骨や関節、筋肉の病気による運動器機能の低下によっても引き起こされるため注意が必要です。

ロコモになりやすい代表的な病気として、骨粗しょう症や変形性関節症、変形性脊椎症などが挙げられます。
骨粗しょう症は骨折するリスクが高くなり、安静にしている期間が長くなるためロコモになりやすいです。
変形性関節症では立ったり歩いたりすると痛みが生じる、変形性脊椎症では多くの動作で足腰に痛みやしびれが起こり、どうしても動きたがらなくなりロコモのリスクが高くなります。

義父は大きな体をして、昔は大型のバイクに乗るようなアクティブでエネルギッシュでバイタリティに溢れた人でした。
しかし、ロコモが進行しバイクにはもう乗れません。
きっと寂しがるだろうとは思ったけどもう乗らなくなったバイクは処分するしかありませんでした。
義父のバイクは動かなかったけれど買取してもらえ、代わりに義父にシニアカーを購入してあげたらすっごく喜んでいました。バイク買取バイクワン

これから先、訪れるかもしれない長い介護生活に備えて、自分のこともケアしなくては!
少しずつでも体を動かすよう意識して、運動器の維持に努めたいと思います。