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通所介護とは

通所介護とは

義父はもともとアクティブでお出かけが好きな人でした。元気な頃はツーリング仲間とバイクで旅に出かけたりアウトドアを楽しんだりしていたようで、当時はそのときの話をよく聞かされたものです。
そんな義父が「体力が落ちてきたから」と言って自宅に閉じこもって介護を受けるだけの毎日じゃちょっとかわいそうな気がしています。
なるべく外へ出かけて元気を出してほしい、たまにはリフレッシュしたいと思うものです。
そこで、今回は通所介護の利用方法について調べてみました。

通所介護とはデイサービスのこと

通所介護とは、要介護状態になってもなるべく自立した日常生活を送れるよう、生活機能の維持や向上を目的に生活支援や機能訓練を行うことです。

施設に日帰りで通って書道や陶芸、生け花、リズム体操など、さまざまなプログラムを楽しめます。
一般的にはデイサービスという言葉がよく使われますね。

多くのサービスが日帰り利用ですが、中にはデイサービス後にそのまま施設に宿泊できる「お泊まりデイサービス」という種類もあるようです。
施設スタッフが自宅から施設まで送迎までしてくれるので、家族への手間や負担はかかりません。
高齢者の寝たきりや閉じこもりを防ぐために、広く利用されているサービスです。

通所介護のメリット

通所介護では、身体を動かしたり脳のトレーニングをしたりと、さまざまな機能訓練を行います。これは、認知症や寝たきりを防ぐのに効果的で、健康長寿を目指す高齢者にとって大変大きなメリットです。
また、の集まった利用者同士や施設スタッフと触れ合い、人と話す機会ができるため、社会からの孤立感の解消することにもつながるでしょう。
身体の機能維持や向上が大きな目的ではありますが、高齢者の閉じこもりを解消するにも有効です。
また、デイサービスの間、高齢者本人は家を空けることになります。家族が介護から解放されるので、家族の気分転換やリフレッシュにもつながります。毎日の介護に疲れを感じているなら、ぜひとも活用したい介護サービスです。

刺激を与えることが大切

人と会わない、刺激の少ない生活は認知症の要因になるといわれています。自宅にずっと閉じこもって誰にも会わない生活を続けていると、高齢者でなくても、体に何かしらの不調が起こりそうですよね。

常々「子供の世話にはなりたくない」といっていたお義父さん。
デイサービスなら「家族に迷惑をかけている」「介護されている」といった申し訳ない感覚も少ないのか、素直に利用しようとしてくれています。
この先も元気でいてくれるためにも、ぜひ近くのデイサービスを利用してみようと思います。