訪問看護とは?訪問介護とのちがいも解説
介護の世界って、似たような名前のサービスが多くてどうも混乱してしまいますね…。ちょっとした言葉の違いでもサービスの内容が変わってくるので、気をつけたいところです。
とくに私は言い間違えや思い違いも多いので、しっかり知っておかなきゃ「思っていたのと違う…」なんてことも起こるのではないかと心配しています。
そこで今回は、自分の理解度を深めるためにも「訪問介護」と「訪問看護」について調べてみました。
そもそも訪問介護とは
訪問介護とは、高齢者本人やその家族だけの援助での生活が難しくなった要介護の人に対して、介護ヘルパーさんが自宅を訪問して介護してくれるサービスです。入浴や食事のほか、家の掃除や洗濯など身のまわりのこと全般を行ってくれたり、病院へ行きたいときなど、通院時の外出移動を手伝ってくれたりします。
訪問介護は居宅で生活を送る要介護に認定された人のみで、ここで言う「居宅」とは自宅のほか、経費老人ホーム、有料老人ホームでの居室も含まれます。
訪問看護とは
訪問介護が日常生活のサポートを受けられるのに対し、訪問看護は看護師が医師の指示に基づいて、療養の世話や病状の観察、医師の指示による医療処置、在宅でのリハビリテーションを行うサービスです。
言葉のとおり医療行為が含まれているため、介護士ではなく看護師免許を取得した看護師のみがサービスを提供することができます。もしも介護士の方が看護師免許を持っていれば、介護と看護どちらのサポートも行えます。
一般的に訪問看護は、看護師や保健師、助産師、理学療法士などが所属している「訪問看護ステーション」がサービスを提供します。
ただし、訪問看護サービスを受けるには、主治医が作成する「訪問看護指示書」が必要になります。
ちなみに、訪問看護ステーションの利用に年齢制限はありません。
高齢者はもちろん、乳幼児や一般の大人も利用可能ですが、現在の利用者総数の半数以上は60歳以上と、多くを高齢者が占めています。
なるほど、訪問看護は特定の疾患がある人に適用される可能性があるサービスなのですね。
疾患があると介護保険でなく医療保険の対象になるからとのこと。
義父は認知症なので、もしも病状が進むようなことがあれば頼る日がやってくるかもしれません。
これからどんな症状が出てくるか予測できないぶん、今後、医療従事者のサポートを受けられると知れただけでも心強いです。
訪問介護と訪問看護、どちらも賢く活用して、自分に過度な負担がかからない生活になるようにしていきたいと思います。