要介護認定更新の注意点と流れ
要介護認定の更新手続きとは
要介護認定には有効期限が定められており、定期的な更新手続きが求められます。
ご家族の心身の状態が変化していないかを確認する、大切なプロセスと言えるでしょう。
初回認定を受けた際の有効期限は、原則として六ヶ月という短期間に設定されています。
その後の更新では状況に応じて、最大で四十八ヶ月の期間が設定される仕組みです。
更新時期が近づいてくると、お住まいの自治体から案内や申請書がご自宅に届きます。
有効期限の六十日前から手続きが可能になるため、余裕を持って準備を進めましょう。
万が一期限を過ぎてしまうと、これまでの介護サービスが受けられなくなる恐れも。
日々の介護に追われている状況では、書類の提出が後回しになってしまいがちです。
担当ケアマネジャーさんがいる場合は、申請手続きの代行を依頼することも可能です。
審査で主治医の意見書も必要になるため、早めに更新の旨を伝えておくと安心でしょう。
更新時期から認定調査までの流れ
更新書類を無事に提出した後は、市区町村の担当者による訪問調査が実施されます。
あらかじめ調査員から連絡が入るため、ご家族も同席できる日程をしっかりと調整してくださいね。
調査当日はご自宅や施設において、ご本人の身体機能や生活状況の聞き取りが行われます。
普段のありのままの様子を伝えるための、非常に重要で欠かせないステップと言えるでしょう。
訪問調査が終わると、その結果と主治医の意見書をもとにコンピューターで一次判定が行われます。
その後、医療や福祉の専門家が集まる介護認定審査会において二次判定が開かれる手順です。
ここではご本人の介護にかかる手間や支援の程度が、総合的かつ客観的に話し合われます。
更新の認定結果は、申請からおおよそ三十日以内には郵送で手元に届くのが一般的な流れです。
もし認定結果に納得がいかない場合は、区分変更の申請などを行うことも一つの選択肢です。
現状を正しく伝える判定のコツ
訪問調査で適切な要介護度を判定してもらうためには、日々の困りごとを明確に伝えることが重要です。
親御さんは調査員の前だと、つい普段よりもしっかりとした態度をとってしまうことがよくあります。
無理をして実態よりも軽く判定されてしまうケースは、介護の現場で決して少なくありません。
そのため、ご家族が裏からそっと真実の姿を補足してあげる心配りが必要になってきます。
調査員に情報をスムーズに伝えるため、日頃から簡単な介護メモをつけておくのがおすすめです。
入浴や排泄で介助が必要な場面など、家族にしか分からない日々の苦労を書き留めておきましょう。
メモをそのまま調査員に渡せば、ご本人のプライドを傷つけずに事実を伝えることができます。
口頭では伝わりにくいことも、具体的な記録があれば客観的な判断材料として考慮してもらえます。
主治医にも家庭での様子を共有し、意見書にしっかり反映してもらうための働きかけも大切ですよ。
